株式は、世界の二大経済での成長鈍化の明確な証拠にもかかわらず、夜間取引で高い水準を維持した。米国の成長鈍化と中国の製造業の落ち込みは、投資家がインフレの低下と米国連邦準備制度が金利を引き下げる可能性に焦点を当てているため、ほとんど影響がなかった。
米国のGDPは2025年第1四半期に0.3%減少し、0.3%の成長予測を大きく下回った。2時間足らず後に、連邦準備制度が好むインフレ指標の発表により、年間物価上昇率は2.3%に鈍化し、2%の目標に近づいた。これにより、10年債のさらなる上昇が促され、株式投資家は弱い経済への中央銀行の支援に頼ることとなった。